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さんかく窓の外側は夜7巻ネタバレ!”先生”宅侵入!エリカ脱出の契機はどこに

さんかく窓の外側は夜

『MAGAZINE BE×BOY』で連載中の人気漫画「さんかく窓の外側は夜」の7巻のネタバレです。

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【前巻のあらすじ】

宗教法人『掌光の教え』の”先生”に心酔した父親の命令で、女子高生の非浦英莉可(ひうら・えりか)は死人を操る能力を使って呪い屋の仕事をしていました。

しかし、『掌光の教え』の前身団体の教祖の息子であり、現在は除霊業を営む冷川理人(ひやかわ・りひと)と、彼の助手で書店員でもある三角康介(みかど・こうすけ)と出会ったことで、エリカは付き人の逆木とともに教団を逃げ出す決意をします。

三角はエリカの脱出の協力者として、刑事の半澤(はんざわ)、占い師の迎(むかえ)などを集めます。

さんかく窓の外側は夜7巻ネタバレ

第37話

深夜に『物件鑑定・特殊清掃 COOLEAN』の事務所に呼び出された三角は、ガスコンロを持ち込んでガーリックチャーハンを作っていました。

本業の書店勤務で遅番を勤めた後だったからです。

おいしそうなにおいに惹かれた冷川に法外な値段でチャーハンを売りつけた三角は、事務所に呼び出された理由を尋ねました。

「幽霊が出る条件が決まっている、とか?」

冷川は頷きます。

今回の依頼人はとあるインターネットサイトの管理人で、頻繁にサイト上に『幽霊に会える方法』が書き込まれ、それを実行した読者の一部に心霊現象が起こるのだといいます。

冷川によると、書き込まれている『幽霊に会える方法』はいわゆる創作怪談のひとつで、書き込みそれ自体は何の力も持たない単なるコピペだと言います。

しかし『幽霊に会える方法』の手順は明らかに「自分を呪う手順」であり、霊感のある人間がこの手順を実行すると、自分に呪いがかかって心霊現象など良くない事象が起こる、という結果を呼んでいるようです。

三角は良くない結果が起こると知りながらそれを拡散しているネット上の人々に立腹します。

冷川はそんな三角を見て、エリカから聞かされた”先生”の貯金箱を連想するからでは、と指摘します。

貯金箱とは”先生”とエリカが街中に作っている、通りすがりの人から悪意などの悪いものを集める装置です。

“先生”はそこから力を得て使っているようですが、その装置を設置した場所は汚れて危なくなる、とエリカは言います。

「それに慣れかけていた自分が嫌だ」とも。

冷川は以前、依頼先で見つけた下水管や、失踪者が何故か多数出る場所も、”先生”の貯金箱ではないか、と口にしました。

冷川が「そろそろ『呪い』の指定する時間ですね」とソファから立ち上がります。

三角が「拡散されているうちに、この呪いも人の悪意を吸って強力になっているかも」と言うと、冷川は同意し、

「だから、同時に儀式を行って分散させましょう」

と提案してきます。

「もともとの呪いと、人々の悪意。それぞれが受け持って消せばいい。三角くんはどちらがいいですか?」

三角がどちらも嫌だというと、冷川は、自分が人々の悪意を受け持つ、と言います。

「不特定多数の悪意を受けるのは、私のほうが慣れている」

それを聞いた三角は、自分が悪意のほうを受け持つと前言を撤回しました。

「冷川さんが悪意に慣れてるとか言うのを聞くのも、それを俺は知っているのに冷川さんに悪意の相手をさせるのも、なんかイライラする」

冷川はきょとんとしてから、三角に言いました。

「君は不思議な義心の持ち主ですね」

言いながら、冷川は三角の体を操って、呪いの手順を実行する動きをさせていきます。

三角は「勝手に人の体を操るな」と文句を言いましたが、冷川は、三角と冷川の体は互いにつながっているだけで、冷川が三角を縛り付けているわけではないので、三角がその気になれば、三角のほうが主導的立場にもなれる、と言って気にしません。

やがてふたりの足元の床に黒いものがにじみだし、三角の足を伝ってあがってきます。

人々の悪意がやってきたようです。

三角の苦しみように、冷川は言いました。

「だから、私のほうが耐性があると──」

しかし、三角は冷川が言い終わる前に、彼の両腕を力強く掴みました。

「悪意に慣れるわけないだろ! 俺は、冷川さんがそういうのに染まるのは嫌だ」

三角の目から涙が溢れます。

「俺は、エリカちゃんだけじゃなく、アンタだって、助けた……」

三角のまっすぐな視線に、冷川はぎくりとし、同時に、ふたりの周囲を包んでいた黒い靄が一斉に晴れました。

冷川が驚いて両手を突き放すと、三角は勢いでソファに座り込みます。

何をしたのかと訊く冷川に、三角は悪意を消そうとしただけだ、と答えます。

冷川は足元に残っている呪いの残滓から靴を引きはがすと、三角との間にあるローテーブルを踏み越え、三角の座るソファの、三角の太ももの横に脚をめり込ませました。

「三角くんがそういう干渉の仕方をするとは思いませんでした。でも、“私の”を消すのは困ります。そうなると、私はたぶん“壊せなく”なるので」

冷川は三角の顎を掴み、顔を近づけてそう言うと、

「もう二度としないでください」

と告げて離れました。

冷川がソファから足を下すと、靴の形に残っていた呪いの残滓がパラパラと消えていきます。

「悪意も呪いもきれいに消えたので、今日はこれで終わりですね」

冷川は三角を食事に誘いますが、夜食を食べた三角は断ります。

冷川は「お金を払えばまた食事を作ってくれますか」と三角に尋ね、三角は法外な値段でチャーハンを売りつけたことを思い出し、良心が咎めて「値下げするわ……」と応じます。

三角が理由を訊くと、冷川は首を傾げ、「君の暴力的な善意の影響かも」と口にします。

「暴力的?」

と三角は不満そうですが、冷川は訂正しません。

「君の善意が、いいことだけを招くとは限りませんから──」

第38話

迎系多(むかえ・けいた)は霊感のある占い師です。

霊能力は占いに使いませんが、占い客の中には霊にとり憑かれている人もおり、そういった人に対しては占いとともに除霊を施すこともあります。

迎のやり方は気持ちを聞いて解きほぐすことが中心で、それは占い客にも幽霊にも有効なようです。

迎は占い客に好かれることもままあり、つらい境遇にいる人々に対しては避難場所として住居を提供するなど、占い師仲間に『慈善事業』とからかわれるような活動もしています。

彼が非浦英莉可の脱出に協力することにしたのも、こうした活動の一環なのでしょう。

 

迎が職場に出勤すると、建物の前で入り待ちをしている女性から贈り物を渡されそうになりました。

迎は優しく断り、同じように建物の前で待っていたエリカを連れて建物に入ります。

エリカは「お金はあるから外で待つよ」と言いましたが、迎は遠慮しているとみてか、半ば強引にエリカを職場の奥の休憩スペースに入らせました。

「何も聞かないね」

エリカが言うと、迎は、

「しゃべりたいことだけしゃべらせるのが占い師だから」

と答えました。

休憩スペースでエリカは本を読みながら、迎えの占いの様子を眺めます。

昼食時に、菓子パンをほおばりながら、迎に言いました。

「占いに来る人たちって、信者の人たちに似てる。いろんな決断を、誰かのせいにしようとする」

「みんな、これは自分の決めた結果だ、って思うのが怖いんだよ」

迎はエリカを見て、言います。

「でも、君はもう、自分で決めることにしただろう?」

エリカがそうなれるといいな、とつぶやくと、迎はエリカの背中を軽くはたきました。

「……自分が決めたように生きるのは大変だよ」

 

エリカの人生はつねに誰かに決められてきました。

父は”先生”の決めたことに従い、母は父の決めたことに従ってきました。

エリカの付き人の逆木は、幼いエリカの世話役に付くことが決まったと彼女に伝えに来た時、こう彼女に教えました。

「今日から俺たちは気に食わない奴らの決めたことに従わなければなりません。大事なのは、“それ”が自分の決めたことでは“ない”、と忘れないことです」

そして、悪人面を笑顔の形にゆがめて言いました。

「俺はアンタ付きってことになったんで、俺には命令していいですよ。お嬢さんの決めたことを」

 

迎の仕事が終わり、ふたりが帰路につきます。

並んで歩いていると、不意に、迎がエリカの腕を引きました。

「……迂回しよう」

ふたりの歩く道の先に、舌を出した禿頭の死人がいたのです。

そこへ、エリカの友人の女子高生が声をかけてきました。

彼女は禿頭の死人の前を歩き、死人が歯をむき出して彼女に襲い掛かります。

「玲奈!」

エリカが名を呼んだときはもう遅かったのです。

思わず駆け寄ろうとしたエリカを迎は止め、「あれはひとりじゃない、デカいぞ」と死人に警戒するよう言います。

エリカと迎は協力して玲奈を助けるべく、ふたり並んで彼女に近づいていきます。

迎に結界の作り方を教えられたエリカは迎の想定以上の規模で結界を作ると、玲奈の顔の両側を手で覆って顔を近づけます。

「友達なの。絶対助ける」

迎は焦るエリカを制し、エリカの取る行動を指示すると、「始めよう」と改めて自らとエリカ、玲奈を囲んで結界を作りました。

「話をしよう」

迎は死人に話しかけます。

「ここは静かで、時間もいくらでもある」

 

三人が結界からもとの場所に戻った時、時間は五分ほどしか経っていませんでしたが、エリカにはそれ以上の時間が過ぎたように感じられていました。

死人から逃れられた玲奈は、何があったかわかっていない様子で怯えています。

「何、今の?」

それを見たエリカは、かつて自分の力を目の当たりにし、エリカに怯えた母の姿を思い出しましたが、玲奈はエリカの手を取って、

「怖かった。怖かったね。エリカ、平気?」

と彼女を心配します。

エリカは泣きそうになりながら「平気」と答え、玲奈が落ち着くのを待ちました。

回復した玲奈を見送りながら、

「……あたし、ずっと誰かに『怖かったね』って言ってほしかった気がする」

とエリカはこぼしました。

迎はわかる、と頷きます。

「俺らとみんなの見える世界が違うってのは、怖いし、さみしいよな」

迎は続けて、

「でも、例えば道に誰も気づかないガラス片が落ちていて、それを俺らしか見えないとしたら、怪我しないようにちょっと手を貸すぐらいはできるだろ。せっかく人と違う世界が見えてるんだから」

と言います。

エリカが自分にもできるだろうか、とつぶやくと、迎は

「できるよ。今だって、自分で友達を助けるって決めて、助けたじゃないか」

と慰めます。

「そんな急に何でもできなくてもいいんだよ。君はまず、自分を助けるところからだし。そしたらそのうち、『ここにいてもいいんだ』って思える場所が見つかるよ」

エリカは迎のセリフに軽く目を見張ってから、

「口上手いね」

と言います。

「占い師ですから」

「優しいって思ってたけど、口がうまいだけかも」

「おい」

ふたりはこのような掛け合いをしながら、エリカ宅の大豪邸まで帰るのでした。

第39話

三角と冷川はエリカ、逆木と迎の協力で、”先生”が留守にしている”先生”宅への霊的な侵入に成功しました。

“先生”宅の隣のマンションの一室にいるエリカと、『物件鑑定・特殊清掃 COOLEAN』の事務所にいる迎がそれぞれ結界を作り、それをつなぎ、霊感のない逆木が四人のネットワークに参加するために2つの場所をスマートフォンの通話でつないで、『COOLEAN』の事務所にいる冷川と三角の体から離れた霊体を、”先生”宅へと転送したのです。

“先生”宅は一見何の変哲もない建売住宅のような一軒家ですが、逆木や信者が家に立ち入りを許されているのはせいぜい玄関と居間までなので、その奥に”先生”の弱みとなり得る何かがないかを探るのが侵入の目的でした。

エリカと逆木のいるマンションの一室からは”先生”宅の北側が見えるのみです。

冷川と三角が”先生”宅の内部に入ると、殺風景ながら普通の家の内装が見えます。

どこを調べればよいかを三角が尋ねると、エリカがその内容を逆木に伝えようとします。

しかし霊的に鈍い逆木にいちいち会話を中継するのをエリカが億劫がる音声とともに、会話のネットワークは突然逆木の苦痛のうめきに乗っ取られました。

エリカが逆木を無理やり結界のネットワークにつないだのです。

エリカ曰く“無理やり極太のアンテナを刺”された逆木は、気持ち悪さに罵倒しながらも会話を結界のネットワークに載せられるようになりました。

逆木は”先生”のフルネームが書かれている書類──請求書など──を探すよう冷川と三角に依頼しますが、ふたりが見つけた請求書のあて名はエリカの父親名義で、”先生”の名前は使われていませんでした。

冷川が「懐かしい気がする」というので迎がネットで調べると、”先生”宅は冷川が監禁されていたという以前の掌光会の施設の跡に立っていることが分かりました。

冷川は監禁から解放された当時、部屋に置いてきたものがあったと言い、懐かしい気配はそれが原因では、とそれを探したそうにします。

三角は冷川の思い出したくない記憶が蘇るのでは、と心配しますが、冷川は否定します。

「思い出すも何も、忘れたことなどありません」

三角は危機感を抱きつつも、”先生”の個人情報の他に、それを探すことも了承しました。

逆木の指示で台所に向かったふたりは、台所の床に床下収納を発見します。

中に何かないか確かめようとしたところで、そこに黒い靄のようなものが広がり、真っ黒な”先生”の影が浮かび上がりました。

“先生”の影は目や口や鼻、体中から血液のように真っ黒なものを流しながら、「誰だ」と詰問し、床下収納の扉の上をのたうち回ります。

それから目を離せない冷川のシャツの背中を引っ張り、三角は慌てて「戻せ」と叫びました。

冷川と三角の霊体は体に戻り、三角は激しくせき込みます。

迎はふたりに何があったのかと問いかけ、一方、マンションのエリカと逆木は、緊張した面持ちで”先生”の自宅を眺めるのでした。

第40話

エリカから”先生”は侵入に気づいていないようだという連絡を受け取った時、三角は自宅台所で朝食の用意をしていました。

出勤前の母親と朝食を摂りながら、三角は、それまで聞いたことのなかった父親について尋ねます。

三角は父親の名前も聞いてません。

母親は笑い混じりに冗談でその場を濁しながらも、不意に笑いを止めて、

「あの人の名前……忘れてしまったって言ったら、信じる?」

「え?」

三角が驚くと、母親はすぐに「嘘よ」と笑って打ち消します。

母親は三角に見送られて玄関を出ると、うっすらと目に涙をにじませました。

「どうして思い出せないのかしら……」

 

勤務する書店に出勤した三角は、新人店員に仕事を教えながら書籍を棚に並べていきます。

仕事中の雑談の話題がホラーや超能力になった時、新人店員は、UFOなどはフィクションとして楽しめる、と口にし、三角が「信じていないの?」と尋ねるとこう答えました。

「『人を殺してしまったらどうする?』っていう仮定みたいに、現実感がないっていうか──」

三角は、呪い屋として活動していたエリカや、冷川のことを思い浮かべました。

迎や逆木、半澤も含めて、彼/彼女らといると落ち着ける。

けれど、それまでいた、母親や書店勤務の同僚や──彼らの居場所とは、すっかり離れてしまった気がする。

三角は幼少の頃より感じていた思いをより強くしていました。

『自分はここにいてもいいんだろうか?』

 

三角が待ち合わせ場所の喫茶店に付くと、既にテーブルについていた迎が手をあげました。

同席していた半澤が「住居侵入はしてないんだよな?」と怒りながら訪ねてきます。

「……物理的にはしてないです」

三角の答えに、半澤は気味悪くてイラつくな、と返しました。

半澤と初対面だった迎ですが、半澤とはすでに打ち解けているようです。

半澤は三角の話を聞いて、「冷川に引っ張られるな」と注意しました。

「あいつの送ってきた人生は壮絶だ。それに巻き込まれないでくれ。あいつは、君の戻る場所にはなれない。あいつに戻る場所がないからだ」

半澤はそう言い残すと、レシートを持って喫茶店を出ていきました。

残された三角に、迎は言います。

迎には関係性の希薄な友人が多くいますが、迎の戻る場所は彼らのいるところだ、と。

「毒にも薬にもならないけど、そういうのって大事なんだ。みんな俺のことぼんやりしか知らないけど、だから、俺が“特別じゃない”でも“許される”トコロなんだよ。非浦さんや逆木さんは、逃げ出して初めて、そういう場所を探せるんだろうな」

迎は三角に言います。

「お前にも、戻る場所ってあるだろ」

三角は、幼い頃に見上げた母の笑顔を思い出しました。

「うん。……でも俺、ここにいて、いいのかな」

迎は破顔一笑しました。

「平気だよ、三角、いい子だもん」

 

『物件鑑定・特殊清掃 COOLEAN』の事務所に出勤した三角は、デスクで冷川が『掌光の教え』のパンフレットを見ているのを見て、取り上げます。

冷川が「私が何かを思い出すのでは、という心配はいらないですよ」と言うと、三角は、「嫌なことに触れないに越したことはないだろう」と反論します。

三角が散らかった冷川のデスク周りを片付けていると、椅子の上で縮こまった冷川が、三角に尋ねました。

「三角くんは、どうして私を心配するんですか?」

呆気にとられた三角が「何を訊きたいんですか?」と尋ねると、冷川はよくわからない、と答えます。

三角は半澤の「冷川には戻る場所がない」という言葉を思い出し、尋ねます。

「冷川さんには一緒にいたい人間とか、大事なものとか、ないの?」

「────それは、君ですよ」

冷川は、遠くの、あやふやなものを見るような瞳で答えます。

「ちょ……っと、何言ってるかわからない」

三角はどっと冷や汗をかきながら答えます。

「わかりませんか」

冷川が説明しそうになると、三角は止めて、

「ま、まだ早いので……」

「早い」

冷川はオウム返しに言います。

「俺はまだ……受け止めてあげられない、というか……」

冷川は戸惑っている様子の三角に告げます。

「きみは……不思議な人ですね」

第41話

“先生”にはマトモな時と胡乱な時とがあります。

逆木はその様子を、まるで分裂しているようだ、と評します。

エリカはその様子を見て、”先生”の呪いは本人が言うほどノーリスクではなく、呪いの揺り戻しで胡乱になっているのではないか、と考えています。

“先生”の教えは独特です。

憎しみを受け入れ共存することが、大きな力で、幸福だ、と教えています。

いつものように信者を教え諭し、『掌光の教え』の施設から出ると、”先生”は秘書役の女性から一人の男性が写った写真を手渡され、そのまま彼女の運転する車で彼が街頭演説する街角へと向かいました。

車から降りて、街頭車の上で政治の不正追及を訴える男性をしばらく眺めると、”先生”は彼から目を離して車に向かいました。

街頭演説の音声に突如異音が入り、演説をする男性も、街頭車の運転手も、周囲でビラ配りをする協力者も一斉に昏倒します。

“先生”は虚脱状態で車の後部座席に戻り、意識も胡乱な様子です。

秘書役の女性はこの機に乗じて、”先生”が胡乱な時に口にする“かつて親しかった女性”について情報を得ようとしますが、”先生”はぽつぽつと彼女に付いて語った後、急に眼を見開いて言いました。

「どうせお前は覚えていられない」

“先生”が秘書の車で自宅に戻ると、エリカの父親が待ち構えていました。

秘書は非浦を追い返そうとしますが、非浦は「娘はまだ考えが足りないんです」と言って”先生”に追いすがります。

“先生”はそんな非浦を冷然と見下して、「お前は空虚だな」と告げました。

「どうして愛さないのに家族を作ったんだ?」

続く言葉は支離滅裂です。

「僕も彼女が憎い」

「違う。愛している」

「僕だけを愛してくれなかった」

「彼女が誰よりも憎い」

「違う」

「子供だ」

“先生”の家の玄関の天井から、大量の黒い血のような物体が流れ落ちてきました。

血まみれの頭で“先生”は瞠目する非浦に近づき、言います。

「お前も思うだろう? 子供を殺しておくんだったって」

空間が真っ暗闇になりました。

 

“先生”が目を覚ました時、家の中に人の気配はありませんでした。

“先生”は秘書役の女性や非浦の名を呼びますが、応える声はありません。

“先生”は空腹を感じて台所の前に立ち、そこで驚きに身を固くします。

「彼女のにおいがする……?」

“先生”はそこで錯乱状態になりました。

「絶対彼女を思い出さないように戒めたのに」

「なんで僕を君は捨てたんだ」

「どうして僕を選ばなかったんだ」

「きみの名前……何だっけ」

「思い出せれば呪ってやるのに」

憎しみが頂点に達し、”先生”の頭の中で彼女が振り向きました。

明るい瞳、白い肌、紅に染まった頬。

彼女は同じように頬の紅潮した、生まれたばかりの赤ん坊を抱いて、”先生”に尋ねます。

「どうしたの?」

“先生”の意識は、そこでまた途切れました。

意識を取り戻すと、”先生”はまた秘書役の女性や非浦の名を呼び、空腹を感じて台所へ向かいます。

入り口で立ち止まり、”先生”はつぶやきました。

「誰かがこの家に入ったのか?」

第42話

半澤刑事が昔から付き合いのある警視庁捜査二課の女性刑事に書類を見せています。

二課は贈収賄や特殊詐欺など知能犯事件を取り扱っており、宗教法人の脱税なども担当なので、『掌光の教え』に関して捜査ができないか検討してもらっているのです。

女性刑事は内部通報者や帳簿があれば捜査のきっかけにはなり得る、と半澤に伝えますが、半澤はリスクが高すぎると消極的です。

それでも、女性刑事は二課でもこの団体を調べてみる、と了承してくれました。

半澤刑事がかつて、『掌光の教え』の前身団体の事件にかかわったことを知っていたからです。

「……きみの特別なヤマだもんね」

 

非浦邸ではエリカの母親が不安そうな面持ちでスマートフォンを操作しています。

エリカが逆木と外食に出かけようとすると、母親は彼女に、父親の居場所を尋ねます。

父親が三日間帰宅していない、というのです。

エリカはぞんざいな返答で母親との会話を打ち切りますが、逆木は「いつものように”先生”の周りに侍っていたと思いますが。本部の個人オフィスにおられるのでは」と切り上げ口調ながらも丁寧に返答します。

出かけようとするエリカの背中を見送る母親の何か伝えたそうな様子に、逆木はもう少し優しくするよう注意しますが、エリカは聞き入れません。

玄関を出ると、エリカのスマートフォンに半澤から連絡がありました。

「少し話したいことがある。……もしいるなら君の信用できる大人と」

エリカは逆木を振り返りました。

 

半澤刑事は、教団の帳簿の入手を逆木に依頼しました。

イコール、盗むことを、です。

父親がいない今がチャンスだとエリカは主張します。

逆木は父親不在の理由がわからないため躊躇しますが、エリカが止めてもついてくる意志であることを見て、「何かあったらすぐ逃げる」と約束したうえで、ふたりで帳簿を盗みに入ることを了承しました。

 

翌朝方四時、ふたりは教団施設内部の父親の個人オフィスに入り込み、金庫を開けようと試みますが、番号がわかりません。

物音がしたのでふたりは机の陰に隠れます。

急にエリカが“聞こえない声”で話しかけたので逆木はびっくりします。

“先生”宅に冷川と三角が侵入した際にエリカがアンテナを立てたため、逆木は以前ほど霊的に鈍感ではなくなっていたのです。

ドアノブが回り、明かりがついてオフィス内に人が入ってきました。

「──エリカ」

呼んだのはエリカの母親です。

エリカは敵意むき出しで「止める気?」と立ち上がりますが、そこへ、もうひとりの人物が入ってきました。

“先生”です。

“先生”は「松居くんと非浦くんがいないんだよ」と秘書たちの名を言いながらオフィス内に入り、無造作に数個のスマートフォンを机の上に置きました。

「僕が”やった”のかもしれないけど、思い出せなくて」

逆木がスマートフォンに視線を投げます。

“先生”にここにいる理由を訊かれたエリカの母は、夫が帰ってこないので娘たちに案内を頼んで探しに来た、と言い訳しました。

“先生”は居所が分かったら教える、と答えてから、エリカの母親に「非浦くんの後任が必要だね」と話しかけます。

「きみが僕を信じてくれたら、もっと楽に……」

エリカの母親が怯えて後ずさりしたのを見て、逆木が”先生”に声を掛けました。

“先生”は逆木を見て、少し驚いた表情をします。

エリカを視界に入れ、”先生”は「この子に変えてもらったのか?」と言いながら逆木の首筋に手を伸ばしました。

やせ細った手が逆木の太い首筋にまわり、青あざを作ります。

エリカが「”先生”、離して!」と叫ぶのと、母親が”先生”の背中に何かを押し当てる動作をしたのは同時でした。

バチッと音がして、”先生”が床に倒れ込みます。

震える母親の手には、スタンガンが握られていました。

母親は、震える声でエリカに言いました。

「逃げなさい。……お、お母さんはずっとあなたを守れなかった。だから、逆木さんが頼れるならふたりでここから逃げて。早く!」

エリカは涙目になりながら母親を見やり、決心した様子で逆木に「行こう」と話しかけました。

しかし、”先生”の手から逃れ、座り込んだ逆木は、魂の抜けたような瞳で何も答えません。

逆木の名を呼ぶエリカの叫びが響きました。

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さんかく窓の外側は夜7巻感想

エリカと逆木を教団から逃がすための準備が着々と進んでいきます。

”先生”の内面描写もされるようになり、どろどろとした闇の描写や、一転して美しく明るく描かれた彼女と子供の様子など、落差の激しい画像がコマを埋めて衝撃的です。

エリカが迎らから影響を受けて前向きな考えを持つなど、この漫画のもう一人の主人公として変化しはじめているのが印象的です。

さんかく窓の外側は夜8巻ネタバレはこちら

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